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しょうもない僕らの恋愛論第1話感想

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年1月19日23:59~ 日本テレビ系列で放送

あらすじ

 

感想

主人公の老い

主人公の拓郎は40代になったのにずっと若いままでいるタイプの男でした。小学生に手を振って不審者に間違われたり、後輩に仕事を譲るように言われたり、もう若くはないことを突き付けられます。この冒頭の情報の出し方が丁寧でした。結婚していないこと、デザインの仕事についているがクライアントの要望優先でこだわりを捨ててしまったこと、そして昔バンドをやっていたことなど、彼の人となりが過不足なく伝わってきました。

友達申請

そんな彼に昔のバンドメンバーから友達申請が届きます。どことなく過去を封印している感じのある拓郎でしたが、会ってみることに。この出会いの場面はいまいちでした。20年ぶりに再会して、20年前と同じ姿の杏奈(くるみ)に出会ったならもっとドラマチックに演出するべきだと思います。

都合のいい女

第1話ではそれほど話にかかわってきませんでしたが、絵里(矢田亜希子)の設定はかなり男に都合がいいです。よく考えてみたら矢田亜希子さんは『やまとなでしこ』でも『恋ノチカラ』でも似たような片思いを寄せる役でした。こういう役があっているのかも。

「会ってみたかったんです。母が好きだった人と」

娘のくるみがなぜ杏奈の昔の恋人に会いたいと思ったのか?はわかりませんがとても面白い展開ですね。カセットテープに吹き込まれたつたない演奏と初々しい会話は『シングストリート』を思い出しました。最近こういう現在と過去でストーリーが進んでいくタイプのドラマが流行っていますね。岩井俊二監督の『ラブレター』や『ラストレター』にも似ている気がします。

もっと時代感とか流行とか音楽が加わればかなり良い作品になるでしょうね。