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今回で事件の解決と直木の成仏の2つが終了しました。まだ最終回を残していますが何をやるつもりなんですかね？
放送日・あらすじ
放送日
2023年3月10日（金）22:00～TBS系列で放送
（WBC日韓戦の影響により23：20～放送）
あらすじ
配信状況はこちらを参考にしてください↓
100万回言えばよかった - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
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相関図｜TBSテレビ 金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
感想
1月13日
直木（佐藤健）が殺害された日の経緯が明らかになりました。
英介（荒川良々）は直木が500万を莉桜（香里奈）に返すことで彼の過去を知ってしまうことを危惧し、それを阻止しようとしますが、結局知られてしまいます。
莉桜が直木に睡眠薬が盛られていることにすぐに感づくあたり、過去にも英介はやっていたのでしょうね。練炭の時も使ってるでしょうし。
英介が児童福祉に携わっていたのは過去への贖罪と自己正当化の意味合いがあったようです。
勝さんに出会い本当の優しさに触れて改心した面もあったのでしょう。
しかし、武藤が再び動き出したことで一度葬ったはずの過去が英介を追い詰めます。
いくら時効とはいえ、過去の過ちを世間は許してくれないことを身をもって感じていたのかもしれません。
このドラマの構造としていびつなところは、直木も悠衣（井上真央）も加害者としての過去を背負っていないし、莉桜だって折り合いつけて生きているだけってところなんですよね。
悠衣が莉桜のようになった可能性はあるけど、直木が英介になった可能性はゼロなんです。
運命が交錯していないので「お前にはわからねえよ」ってだけになっちゃうんです。
英介は勝さんの家に呼び出した時点で殺意があったのかな？
直木が「秘密にしておこう」と言ってくれれば殺さなかったかもしれませんね。
なのに、直木がぬるい理想論で過去を明かすように迫ったことに「住む世界が違ったんだな」と思ったのでしょう。
それは英介が過去に完全に飲み込まれた瞬間でもあります。
英介確保
最後の取り押さえるシーンは『ゴースト』と『ハリーポッター』が混ざったような感じでした。
勝さんは霊というより英介に残された良心の象徴でしょうね。
悠衣が襲われても何もできず無力感を感じていた直木ですが今回は助けることができました。
ちーちゃん
その過程でちーちゃんこと武藤が少女たちに売春をやらせていたこと、英介はかつて武藤の下で働いていたこと、涼香は武藤を脅そうとして返り討ちにあったことが判明します。
「仕事」と直接的な表現を避けていましたが、逮捕状には「売春」と記載されているようです。
莉桜が一人生き残ったことに良心の呵責を感じているシーンで悠衣は直木の言葉を引用しますが、悠衣と莉桜が置かれた状況は違うのでちょっと意味が違う気がします。
話は変わりますが、そもそも口止め料を払ってるのも変です。
案の定、涼香は図に乗ってゆすってきたわけだし、500万円の出所を不審がって直木のように莉桜の過去に気付く人も出てしまっていますからね。
彼らの性質からすれば最初からもっと凶悪な方法で口封じをするんじゃないかな？
直木成仏
直木は魚住の体を借りて、悠衣と最後の別れの時を過ごしますが、意味のあることを話しません。
言わなくてもわかっているともとれますし、何か言葉を残すと悠衣に未練を残すことになると考えたからかもしれませんね。
別にいいんですけど、猫の毛、三回乗り移れる、静電気、といったようなそっちで勝手に作ったルールで伏線回収っぽく大団円ですって言われましても、感動できないんですよね。
それに音楽もゴーストのような映画の場合、最初と最後にだけかけるので感動するけど、ドラマの場合毎回流れているんで薄まります。
気になることが多くてあまり感動的ではなかったかな。
直木復活
さて、これで終わりかと思ったら、朝目覚めた悠衣のもとに直木が実体化して登場します。
これも確かに前回弥生（菊地凛子）のときに示されていました。
でも、だからって視聴者が納得しなきゃいけない義理はないんです。
このドラマって「別れ」がテーマですよね。
何度も別れを繰り返すのはテーマからずれるのでは？
これもどうでもいいことですが、悠衣が直木の手触りを確かめていましたけど、そもそも悠衣には直木の姿は（最後の時間を除けば）ほぼ見えていなかったはずなんですけどね。
まとめ
多分最終回前に盛り上がりを2つ作るのが流行っているんだと思います。
『リバーサルオーケストラ』でも盛り上がりを２つ作って失敗してました。
最終回が蛇足になってしまわないか心配です。
